昭和41(1966)年、空港内の道路下の排水路建設に当たって、現場打ちでは対応できない急速施工の要求に合致した製品として、設計・製造・施工面より検討を加え、我が国最初のPC構造の大型ボックスカルバート製品を開発しました。また同時に、製品相互の接合面に特殊ジョイント材を使用し、PC鋼棒により縦方向を緊張連結することによって、漏水防止、耐震構造の具体化とさらなる急速施工を可能にする「PC鋼棒による縦締め連結工法」を開発したことで、PCボックスカルバートおよび連結工法の優位性が社会に高く評価され、全国で使用されることになりました。
一方小口径ボックスカルバートに対しては、さらなる経済性が求められたため、高張力異形鉄筋と高強度コンクリートを使用し、さらに適度なプレストレスを導入した新しいボックスカルバートの研究を行い、PRC(プレストレスト鉄筋コンクリート)構造となるHTC(ハイテンションコンクリート)ボックスカルバートを開発しました。これらの2大主力製品の需要が全国的に広まり、各地の有力コンクリート製品メーカーの要望を受けて、全国50社におよぶ全国組織として日本PCボックスカルバート製品協会が設立され、応用製品を開発しながら今日に至っています。
協会名 | 日本PCボックスカルバート製品協会 |
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